紅葉の時機到来!毎日落ちる庭の落ち葉の処理方法

こんにちは。住まいるオスカーです。10月になり、紅葉を見に行くのを楽しみにしている人もおられると思います。自宅の庭に落葉樹がある方も、そろそろ葉がヒラヒラと落ちてきているのではないでしょうか

紅葉 庭園

落ち葉のヒラヒラと落ちる姿も風情があっていいと思うのですが、その後が大変ですよね!落ち葉は毎日ヒラヒラと落ちるので、毎日掃除しなければいけません。毎日掃除していない方もおられると思いますが、では、落ち葉はどうしたらいいのでしょうか?

庭の落ち葉どうする?

掃き集めて燃やす

昔はよく、掃除した落ち葉を燃やしつつさつまいもを一緒に焼いて食べたのを覚えていますが、最近は、落ち葉を燃やすような焚火も地域によっては禁止されている所もあります。焚火での焼き芋は楽しいし、美味しいですが、自宅や近隣への燃え移りや、山火事など大惨事にも繋がりかねませんので、注意が必要です。

掃除せずそのまま放置する

落ち葉は放っておけば腐葉土になるからそのままにしておく!と聞きますが、実は、この腐葉土になるには、適度な湿度と温度、微生物やバクテリアの存在が不可欠で、どこのお庭もこれらの環境が整っているとは限らず、そうなると腐葉土になるまでかかる時間が数年以上にもなります。時間がかかれば、更に色々な問題が発生してきます。

落ち葉を放置すると出てくる問題

問題1.病害虫

分解されることなく長い間そのままに放って置かれる落ち葉は、病害虫の温床になります。病害虫は、湿度が高く光が入らない場所に発生することが非常に多いのです。

問題2.ご近所への落ち葉が吹き込む

乾いた状態のままの落ち葉は、風が吹けば、お庭の敷地から外へ飛んでいきます。道路に散らばり、隣近所の敷地へ吹き込んでしまいます。いわゆるご近所迷惑です。

問題3.下草・低木の生育を阻害

「里山」と聞くと、自然のままに人の手が入っていない山と思われますが、春に山菜が採れ、秋にはキノコが採れる…そこれは、人間の手が入って始めて環境維持されているのです。

里山環境でも落ち葉も降り積もるままに放っておけば、地面に光が入らず、山菜やきのこなどは芽が出にくくなってしまいます。冬の間に落ち葉かきをしている人がいるからこそ、豊富に山菜を採ることができるのです。

大抵の場合、高木に加えて低木や下草類が植えてあると思います。落ち葉が降り積もるに連れ、せっかく植えてある下草や低木類の元気がなくなってしまいます。

問題4.  家屋へのシロアリ被害予防

白蟻 お家被害なんということでしょう!落ち葉を分解する生物の中には、家屋に害を及ぼすシロアリも含まれるんです。シロアリは非常に生命力が強く、駆除するにはかなり毒性の強い薬剤を使わなければなりません。特に、家の基礎周りには、落ち葉が溜まっているような状態は避けてください。

問題5. 美観の問題

あらかじめ落ち葉を景観の一つと考えて設計されているお庭なら、落ち葉も風物になりますが、そうでないお庭の場合、放置された落ち葉は、お庭が荒れている印象を与えてしまいます。

腐葉土をつくる

もし、庭にある落ち葉で腐葉土を作りたいのなら、そのまま放置しておくのではなく、一度掃き集めてから作る方が効率もいいです。様々な問題を避けることもできます。

庭の片隅に落ち葉置き場を作り、水分を含ませてから上にビニールなどの覆いをかぶせておきます。
時折かき混ぜてやると、より早く、腐葉土を作ることが出来ます。半年もすれば、ほとんど完熟の立派な堆肥ができあがりますよ。

腐葉土 それぞれのお家によりお庭も様々だと思います。より快適に過ごすことの出来るご提案をさせて頂きたいと思います。お気軽に、住まいるオスカーまでご相談頂ければと思います。