秋こそ大掃除を。秋掃除のメリットと掃除方法

大掃除というと、12月になって始める冬の行事のイメージがあります。でも寒さ厳しいこの時期、屋外の作業や水仕事は辛いもの。気候の良い秋から始めるのは、いかがでしょうか。

秋の大掃除のメリット

秋は気候が穏やかで、水作業も苦にならず部屋の換気が十分にできます。一番のメリットは、梅雨から夏にかけて繁殖したカビや雑菌を、時間を空けずに取り除くことができること。ハウスダストを放置するのは健康面にも良くありません。

キレイにしたいのはココ

夏の汚れが集中するのは、「網戸や窓回り」「エアコン」「浴室」の3カ所。秋のうちにこれらの掃除を終えておくと、年末の大掃除が楽になります。

掃除のポイント

場所 掃除の仕方
網戸 食器用洗剤を薄め、ブラシなどで網戸に塗る。→汚れが浮き上がってくるのを待つ。→濡れタオルで汚れをふき取る。
自動車ウインドウ向けのクリーニングシートで汚れを落とす。サッシのレール部分は、汚れを古い歯ブラシで掃き出す。
エアコン 除菌アルコールをしみこませたタオルで、室内機全体を拭く。→フィルターを外し、掃除機で中のホコリを吸い取る。
浴室 酸性洗剤で浴槽などの、水垢や石鹸カスを洗い流す。余力があれば、エプロン(浴室の全面パネル)を外し、こちらも掃除する。

知っておくと便利!洗剤の種類や特性

洗剤には色々な種類があります。それぞれの得意分野を知っておくと、汚れがスムーズに落ち、掃除が楽しくなるかも。

洗剤の種類

洗剤の種類 原材料 落ちる汚れ
中性 食器用洗剤 ホコリ汚れ
 酸性 食用酢・クエン酸を水に溶かす 水垢
アルカリ性 重曹を水に溶かす 油脂

食用酢や重曹など、家庭にあるものが洗剤として使えます。クエン酸は、スーパーの食品コーナーで購入できます。

これら以外におススメしたいのが、カーテンの洗濯です。網戸や窓と一緒にキレイにすると、部屋全体が明るくなりますよ。

カーテンの洗濯方法

フックを外し、丁寧に折りたたみ洗濯ネットに入れると洗濯機で洗えます(洗濯絵表示や洗濯機の説明書をしっかり読みましょう)。洗い終わったら、フックをつけてカーテンレールに吊るせばいいので場所も取りません。洗濯機を回している間に、網戸や窓の掃除をしておきましょう。

秋から大掃除始めておくと、年末には「小掃除」で済みそうですね。できることから、少しずつ始めておきましょう。