製品事故・不具合?! 事故に合わないためのチェックポイントと製品購入後のお手入れ

普段何気なく使っているガスコンロなどの製品も、不具合を放置すると事故を招くことに。製品の正しい使い方や手入れを知り、安心・安全な生活を過ごしましょう。

製品を買う前に

製品を買う際は、価格や機能のほかに、安全性も考慮しましょう。ポイントとしては、

  1. 情報収集
    製品の特徴や価格のほかに、安全性やアフターサービスなどに関する情報を集めることが大切です。インターネット・広告・雑誌・口コミの情報や、販売店での説明を参考にしましょう。
  2. 表示・マークの確認
    製品の安全性を確認するうえで、一定の安全基準などを満たしている製品には以下のようなマークが表示されます。詳しくはこちら「製品安全4法の表示」をご覧ください。

(例)PSEマーク 電気用品安全法

特定電気用品(対象製品115品目)
差込みプラグ、コンセント、ディスポーザー、電気温水器、電気マッサージ器など

 

 

特定電気用品以外の電気用品(対象製品339品目)
電気ストーブ、電気アイロン、電気冷蔵庫、扇風機、電気冷蔵庫、電気スタンド、電灯付き家具など

 

 

製品を使うときは

製品事故は故障や劣化だけでなく、間違った使用方法や、不注意で起こることもあります。

  1. 取扱説明書はしっかり読む
    説明書には製品の正しい使い方や点検の仕方、故障の見分け方など重要なことが書かれています。しっかり読んで、安全に正しく使いましょう。説明書は一か所にまとめておくと、何かあったときにすぐに取り出せます。
  2. 定期的な点検・掃除をする
    長期間使用していると、劣化や汚れなどにより事故が発生する場合があります。
  3. 事故情報やリコール情報に注意する
    日頃からニュースや新聞で伝えられる製品事故情報や、リコール情報に注意しましょう。もし、対象製品を使っていた場合は、必ず問い合わせ先に連絡しましょう。※リコール:製品に欠陥があるとき、生産者が情報を公表して、製品を回収・修理すること。
  4. 異常を感じたら使用を停止する
    使用中に音・振動・臭いなどに違和感があれば、使用を停止してメーカーや消費生活センターや相談窓口に相談しましょう。

製品の不具合を感じたら

前述の4にも記しましたが、製品の不具合を感じたら、使用を停止し、メーカーや消費生活センター・国民生活センターに連絡しましょう。使用し続けるのはもちろんですが、そのまま放置したり捨てたりするのも、他の人が事故に遭う可能性もあるので、危険です。

経済産業省による「おうちのチェックリスト」には、家庭にある主な製品のチェックや禁止事項が記してあります。「異臭」「異音」「よごれ」「ガタつき」「プラグのホコリ」などが、注意点として多くの製品に該当します。また、禁止事項としては、「コードを束ねたまま使用しない」ことが挙げられます。

製品事故は、行政・メーカー・販売店だけでなく、私たち使用者も意識することで防ぐことができます。「丁寧に扱う」気持ちで使用したいですね。

参考資料