掃除がしやすい今どきのトイレの作り方!お掃除、収納、便器等の構造と機器の紹介

いつもキレイをキープしておきたいけれど、湿気が多く利用頻度も高いため汚れやすいのがトイレやお風呂などの水回り。

最近のトイレやお風呂の機能はどんどん進化し、「使いやすさ」はもちろん、「掃除しやすさ」をメインに考えて作られ、新築やリフォームの際にはよりマイホームでの希望のスタイルに合った商品を選べるようになっています。

以前に比べ、どのような点がよりお手入れしやすくなっているのでしょうか?
掃除のしやすさに注目して、「今どきのトイレとお風呂の作り方」を考えてみたいと思います。

まずはトイレから!

掃除がしやすいトイレ VS 掃除しにくいトイレ

Q.トイレ掃除、どんなところが不満?

まずはよくあるトイレ掃除のやりにくい点について。

・せまくて掃除しづらい
・汚れが落としにくい
・掃除してもニオイが気になる
・隙間や凹凸にホコリや汚れがたまる
・収納場所が足りない

新築やリフォームでトイレを作るときのポイント

毎日の使用で汚れやすく、限られた空間であるトイレでは、設備の選び方で掃除のしやすさが大きく変わってきます。

水アカのつきにくい素材、コーティング仕様で汚れにくい便器、汚れが落としやすく掃除しやすい形状、フチをなくし凹凸の少ないフラットデザインなど、よりメンテナンスが簡単なタイプが販売され人気となっています。

また、最新モデルでは節水・節電機能も飛躍的にアップしているのがうれしいところです。

トイレのパーツ別:おすすめな機能・商品

便器

トイレ掃除と言えばフチ裏のゴシゴシ洗いではないでしょうか。ブラシで擦ってもなかなか黒ずみや水アカがスッキリとは取れず、しつこい汚れがこびりつく場所ですね。

最近の便器はそもそもの汚れやすさを防ぐ、凹凸の少ないフラットデザインが主流になってきています。

フチに折り返しのないデザイン

防汚機能で汚れが便器にとどまらず、黒ずみがたまるフチの裏の部分が平らになることで、今まで擦り続けていたしつこい汚れがなくなります。

便座がスイッチで上がりスムーズ

ホコリや汚れが取れにくかった便座の奥。リモコンボタンで便座をリフトアップする機能で、タンクとの隙間、便器との隙間に手が入るスペースができることで、細かい部分をきれいに掃除、クロスやシートで簡単に拭き取り可能に。

feature04_1
画像:Panasonic アラウーノ

便器内・ノズル

なぜか掃除を繰り返しても完璧にきれいにならず、気になっている人が多いのが、フチからの水のスジ跡、水面まわりの汚れの輪、底面の水アカ。

コーティングや水流で汚れ落ちパワーアップ

泡洗浄や渦巻き型の水流洗浄タイプが登場。水を流す度に水流がパワフルかつまんべんなく旋回し、便器内のすみずみまできれいにしてくれます。また、水たまり面は広いものが多くなり、従来に比べ汚れにくくなっています。

ノズルの自動清浄

ノズル部分は定期チェックが必要!洗浄ノズルはお手入れしないと知らず知らずの内にかなりの汚れがたまってしまいます。ボタンを押すとノズルが出てくる、使用の前後に自動でノズル洗浄してくれるなど便利機能も。

汚れがこびりつく上に掃除がしづらいノズル部のフチ裏をなくしたモデルでは、汚れはねを減らしニオイの原因も防ぐことができます。

ind_img_main
画像:TOTO ネオレスト

便座

ザラザラ皮脂汚れがたまる便座の表、汚れがこびりついたまま乾いてしまう便座の裏。

汚れがつきにくいコーティング仕様のものを選べば、拭いても取れにくかった便座裏の汚れが、拭くだけでサッときれいになります。

継ぎ目のないデザインも

便座の継ぎ目はよく見てみるとかなり汚れている場所。はねた汚れが隙間に入り込んで付着してしまい、拭き取ってもなかなかきれいに取れません。継ぎ目なしのタイプなら汚れがとどまらず、すっきりときれいな便座を保つことが出来ます。

トイレスペース

掃除機やワイパーをかける、便器外側や床をしゃがんで拭き掃除をするなど、トイレの空間の広さは掃除のしやすさに大きく関係していますね。

タンクレスのタイプが登場

従来手洗いタンクがあった部分がなくなり、トイレ便器自体が奥に設置されるので、スペース前面がより広く使えるようになります。ドアから便座まで、便座から壁までに余裕あるスペースを設けることで、圧迫感があったトイレに開放感が生まれます。

また、トイレドアを引き戸にする案も、出入りのしやすさ、掃除機のかけやすさなどで人気があります。

ネオレスト00B3AM-small

画像:TOTO ネオレスト

収納コーナーの充実

トイレ内はできる限り物を置かず、すっきりとした見た目にしておきたいものですね。

トイレ奥や側面にキャビネットや収納棚を配置することで、トイレットペーパー、おそうじシートや洗剤などの掃除用品、生理用品などさまざまなものを見えずに収納、必要な時にサッと取り出せるので、普段の掃除からちょこっと拭き掃除の時まで便利に出し入れできます。

img_1409

画像:LIXIL サティス

次はお風呂編へ!

住まいるオスカーのトイレリフォーム事例

【事例紹介】長年お使いいただいたトイレを、思い切ってリフレッシュしてみました

【事例紹介】毎日節水、いまどきのトイレ