【後編】毎日できる!長寿の家のための簡単なお掃除のポイント。浴室と洗面台、トイレ、キッチン

家長く保つ秘訣毎日のお掃除

前回は玄関、窓、フローリングと壁の掃除ポイントを紹介しました。今回は、特に汚れが気になりがちな浴室、トイレとキッチンです!

浴室・洗面台のお掃除ポイント

シャワー時や入浴の際、浴室を使う度の「ついで掃除」を心がけておけば、いつしか取れにくくなってしまうガンコ汚れを防げます。

汚れの原因:

湯アカや水アカ、黒ずみ、目地やドアなどのカビ、排水口、壁や床

掃除のポイント:

  • 水シャワーで飛んでしまった泡やシャンプー類、石鹸カスや皮脂汚れをきれいに流す。
  • 柔らかいスポンジやブラシで床や壁などを洗い、排水口は髪の毛を取り除きブラシでこすり洗いをする。
  • できれば最後に浴室内の水分を拭き取っておくとより清潔に。

毎日の生活でできるキレイに保つための工夫:

  • 水シャワーはお風呂を使った人が毎回上がりしなに行っておきましょう。カウンター裏や風呂イス、蛇口まわり、バスタブとの隙間もしっかり水で流します。
  • 浴室ではジメジメと湿気がこもりがちですので、普段から換気扇をしっかり回しておきましょう!

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トイレのお掃除ポイント

トイレは家を表すとも言われる大事な場所。

汚れがたまるといや~なニオイの原因にもなりますので、日々のクイック掃除を徹底しておけば突然の来客時にも慌てることがありません。常にさわやかで清潔なトイレにしておきましょう。

汚れの原因:

水アカ、黒ずみ、フロア汚れ、尿石、ホコリや髪の毛

掃除のポイント:

  • 「サッと拭ける」、「サッと流せる」状態が小まめなトイレ掃除のコツ。
  • ティッシュペーパーにワンプッシュ洗剤を含ませたもので都度便座を拭く。
  • 除菌クロスやぞうきん、フロアワイパーを使って便座やフタ、便器まわり、棚、床を拭く。
  • フチ裏にしっかり届く形状のブラシを使う。
  • 便器内にトイレ用洗剤をかけ、ブラシでこする。
  • メラミンフォームやクロスでタンクの手洗いコーナーをなで拭きする。

毎日の生活でできるキレイに保つための工夫:

  • ついで掃除を日課にし、小まめな拭き掃除で水アカや落としにくい尿石を防ぎましょう!
  • 汚れが気にならない時でも「少なくとも1日1回」と決めてお手入れしておくとガンコ汚れがたまりません。

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キッチンのお掃除ポイント

衛生面からも、シンクと排水口は毎日キレイにしておきたい場所。使用の度は無理でも、一日の終わりには数ヵ所のメンテはおこなっておきましょう。

汚れの原因:

油汚れ、水アカ、食べ物カス、ホコリ、排水口汚れ

掃除のポイント:

  • コンロまわり、カウンター、キッチン壁をクロスで拭く。
  • コンロは調理後の予熱があるうちに拭き取れば、油汚れがすぐ落ちます。
  • 排水口のゴミを片付け、カゴを洗い外に出しておき、排水口の内側を乾燥させる。
  • シンクを柔らかいスポンジや布で洗い、水分を拭き取っておく。
  • シンクまわり、まな板に除菌スプレーを振り掛けておく。
  • レンジフードも定期的におそうじシートやキッチンクロスで拭き掃除。

毎日の生活でできるキレイに保つための工夫:

  • お米を研いだついでに、一番初めに出たとぎ汁を置いておき、つけて絞った雑巾でキッチンやリビング、廊下などのフローリング床を拭きます。

これらを毎日おこなっておけば、ベタベタ、ヌルヌル汚れもこびりつかず、ついた汚れもすぐにさっぱりとキレイになり清潔。翌朝も気持ちよく使えます。

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暮らしやすさにプラスαの設備

汚れを未然に防ぐ方法として、初期費用はかかりますが「コーティング」という選択肢もあります。

フロアコーティング・水回りコーティング・防カビコーティングなど

これらをきれいな状態の時に施工しておくと、汚れがつきにくく落としやすいため、普段は拭き掃除だけでOK。「お手入れがグッとらくになる」と忙しいママや女性に人気があります。

一回ずつは簡単なことでも、気を配って日々メンテナンスをおこなうことで、家の寿命は大きく変わってくることでしょう。

また、一年を通しての風通し、特に梅雨時期は湿気対策を心掛けたいですね。

あれもこれもと毎日のルーティンを増やしてしまうと掃除自体が面倒になってしまうので、「ここはほぼ毎日」、「ここは週1に」と大まかに決めておき、気軽に続けやすい状態をキープしましょう!