毎日のお手入れが家の保持にはとっても重要！

住まいの長寿命化が注目されはじめています。

毎日を暮らし、子育てをし、家族の歴史とともにあるわが家。新築やリフォーム後のお家や設備はピカピカと輝いていますが、住み始め、使い始めたその日から劣化は始まります。

3年経ち、5年経ち……維持費がかかるのが一戸建ての家ですが、日々のちょこっとメンテナンスをおこなっておけば、ゆくゆく家の中のあちこちにかかってくる修繕の頻度や、おっくうな大掃除の手間が大きくダウン。

今回は、美しい家を保つために「普段からできるカンタンなお掃除テク」を部屋・パーツ別ご紹介したいと思います。

玄関のお掃除ポイント

土足で入る唯一の場所。また、宅急便のお兄さん、ご近所さんなど、ちょっとした訪問があったときにも備えて、玄関だけは常にキレイにしておくことを心がけている方も多いのではないのでしょうか。

汚れの原因：

ホコリや土埃、チリ、靴からの泥汚れ、髪の毛、ペット汚れ

掃除のポイント：

• 玄関ドアや下駄箱扉、傘立てをぞうきんやクロスで拭く。
• 掃除機やホウキで玄関床のホコリやチリ、ごみをきれいにする。
• 玄関床をモップやフロアワイパー＆ドライ・ウェットシートで拭く。
• 玄関フロア、タタキを拭き掃除する際は、古着利用の「使い捨て」も大変便利。
  不要になった肌着や下着、靴下やタオルなどをストックしておき、濡らして絞り、拭いたあとは捨てるだけなのでラクチンです。
• 靴を出して棚の汚れをハンディモップやミニほうきで取り、ぞうきんやクロスで水拭き＆乾拭き、除菌スプレーを振り下駄箱が乾燥するまで開けておく。
  （余計なものは入っていないか？もう履かない靴はないか？ついでチェックをしましょう！）

毎日の生活でできるキレイに保つための工夫：

• 下駄箱・シューズクローゼットは定期的に開放して空気を入れ換える。
• 帰宅後は履いた靴をできるだけバルコニーなど風通しのよい場所で乾燥させましょう。
  下駄箱のニオイやカビ予防になり、靴も長持ちします。

窓・サッシのお掃除ポイント

汚れの原因：

手垢、ホコリやチリ、排気、泥や砂汚れ、雨汚れ、タバコのヤニなど

掃除のポイント：

• 窓用のワイパーを使って上から下へ一直線に。もしくは固絞りのぞうきんのきれいな面で拭く。
• 付いた水分は吸水性のよいクロスで拭きあげるときれいな仕上がりに。
• サッシの汚れはハタキやふわふわタイプのホコリキャッチャーを使って拭います。
• ハンディクリーナーがあるとサッシ溝の汚れを掃き出した際に吸い取れて便利。
• 雨戸やシャッター、ルーパー、面格子類はハンディモップでホコリやチリを取り、ぞうきんやクロスで拭きます。
• 古新聞で……片手でグッと握れるサイズのボール大に丸め、お湯で濡らしてから垂れない程度に固く絞り、窓を上から下にギザギザに拭いていきます。
  次に同じく新聞紙を丸めたものを乾いた状態で握り、上から下、左右と乾拭きしていきます。

毎日の生活でできるキレイに保つための工夫：

• 家は通気性が重要なポイント。窓はできるだけ開けて風通しを良く、空気を循環させます。
• 家中の換気を心掛け、サッシやシャッターなどに結露の水分がある時は、普段から乾いた布で拭き取るようにしましょう。

フローリングと壁のお掃除ポイント

床や壁は気づかぬ内にザラつき・ベタつき汚れが蓄積していく場所です。裸足でペタペタ歩いたり、ペットが自由に動き回ったりと他の部屋や外からの汚れも運ばれてきます。

汚れの原因：

手垢や皮脂、ホコリ、髪の毛、ペット汚れ、食べ物カス、タバコのヤニなど。

掃除のポイント：

• 掃除機、ハタキ、モップで床のホコリやチリ、ごみをきれいにする。
• フロアワイパー＆フロア用シート（ドライ・ウェット）、おそうじクロスなどで拭く。
• 壁のホコリはハタキで落とし、ぞうきんやクロスで水拭きします。
• 定期的に水拭きしておけば、ひどい汚れでなければ普段は洗剤も不要。(※壁が自然素材の場合は水や洗剤は避ける)
• クロスの汚れが気になったら、固絞りのぞうきんで軽く拭き取ります。部分的な汚れは消しゴムで軽くこすると落とせます。
• 畳には掃除機を使い、汚れが気になる時は固絞りのぞうきんで拭きましょう。

毎日の生活でできるキレイに保つための工夫：

• ザラザラと毎日汚れてしまう床には、すぐ手が届く場所にフロアワイパーを常に待機させておき、移動のついでやゴミ出しの前などこまめにお手入れしましょう。
• 床をきれいにした後は、捨てる前のついでに玄関タタキをサッとひと拭きすれば一石二鳥です。

次回は、キッチン、お風呂、洗面所のお掃除ポイントへ！

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