成長に合わせた子ども部屋のリフォーム

子どもの成長にともなって個室を作りたい、という要望は多くあります。お子さんが小学校入学(5-6歳)から中学生(11-12歳)の年齢になると、子ども部屋を検討されるお客さまが多い印象です。

1人になれる場所は自立に向けての第一歩となります。ただし、幼いお子さんに個室を与えてもうまく活用できませんので、成長に合わせて子ども部屋をプラニングしていきましょう。

また、個室を設けるだけではなく、内装などの空間作りもお子さんと一緒に計画すると、子どもにとっても思い出に残る場所となるでしょう。

小学生の子ども部屋

多くの方が小学校入学を期に子ども部屋を検討されます。小学生になると子どもの学用品置き場や、宿題をする空間が必要となります。

低学年ではまだ親といる時間も多いですので、リビングに机を設けるなどでも良いでしょう。独立性の高い部屋だと孤立してしまい、おもちゃ置き場化する可能性もあります。子ども部屋を設けるのであれば、部屋から一歩出ればすぐ家族の中にはいっていける工夫をしましょう。

高学年の子ども部屋

高学年になると友達を遊んだり、趣味に没頭したり、1人の時間を好んでいきます。大事なのは、こうした「集中」する時間を過ごす場所を作ってあげることです。また、兄弟がいる場合も、1人が受験を控えた年であったり、男女の兄弟であったりするときなどは、それぞれの個性と考えを把握した上で子ども部屋の設置を検討していきましょう。

個室を新しく作る場合、次の3つの方法が考えられますが、子ども部屋のリフォームで最も一般的なのが、1点目の間仕切りを設けること。

  1. 仕切り壁を利用して部屋数を増やす
  2. 既存の仕切り壁を壊して、部屋を広げる
  3. 増改築を行う

「間仕切り」を行う場合、気軽にできるカーテン設置をする方法から扉を設置するもの、壁を入れるものなどいくつかのパターンがあります。最も多いのが仕切り壁を設ける工事ですので、今回はその工事について簡単に紹介します。

間仕切り工事の内容

住まいるオスカーでは、仕切り壁の設置だけでしたら短期間で工事を実施します。その際には、増設壁面のみのクロス張りになるため、既存の壁と壁紙の柄等が違うことになる場合があります。工事期間中は、ホコリが部屋付かないように養生するので部屋が使用できなくなります。(> 間仕切り工事の例を見る

間仕切りの防音対策

仕切り壁に使用するのは、壁枠を建ててから通常石膏ボードを張ります。隣室との音をなるべく小さくしたい場合には防音材として断熱材を充てんする場合もあります。

また、生活音ができるだけ聞こえないようにしたい、楽器を演奏したいなど、断熱対策をしっかりしておきたいなどの要望は事前に考えておくと、よりスムーズな提案が可能です。

子ども部屋はリフォームでステキにしたい場所

せっかくリフォームを行うなら、ステキな部屋にしたいですね。ここからは間取りと合わせて考えたいリフォームをピックアップしていきます。

フローリングとクロス(壁紙)の張替え

部屋の印象がガラッと変わるのが、フローリングと壁紙の張り変えです。

フローリングの張替え

一般的にフローリングの寿命は10年から20年といわれています。木材であるため、長年使用していると日焼けや傷、水分によって劣化が起きます。床暖房の設置や防音などを検討している方は、フローリングの素材から検討されることをおすすめします。

子ども部屋の壁紙の張替え

年齢が上がるにつれて子どもも個性を主張していきます。壁紙はお子さんと一緒に選んでみてはいかがでしょうか。お子さんが小さい場合は、汚れや傷に強いものから選ぶことをおすすめしますが、壁紙の寿命は8〜10年程。頻繁に変えるのも容易ではないので、現在お子さんが「低学年」ならば「高学年まで」、「高学年」ならば「成人」まで使える壁紙を選択したほうが良いでしょう。