初めての外壁塗装!手順や塗料の種類、工程を勉強しよう

築10年ほど経過すると外壁材が退色や劣化し、外壁の塗り替えが必要になります。初めて外壁塗装のリフォームをする方向けに富山を中心に外壁リフォームを多く行っている、住まいるオスカー社員が手順や種類、工程を簡単にお教えします。

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外壁塗装工事の前に

1.専門業者へ点検依頼

まず、ご自宅の外壁の状態を調べてもらいましょう。リフォーム業者や知り合いの塗装業者などに自宅を点検してもらい、外壁塗装が必要かどうか判断してもらいしょう。業者によっては、契約をせまるところもあるので2社以上は声をかけて依頼し、契約が前提でないことを伝えましょう。

2.塗り替えが必要な場合、見積依頼

2社とも塗り替えが必要だと判断したら、ほぼ塗り替え時期とみても良いでしょう。業者へ見積を依頼してみましょう。その場合、塗料の種類、どの工法が良いかも聞いておきましょう。住宅の塗り替えの場合、コストパフォーマンスの高いシリコン塗料がおすすめです。また、ローラー工法は、塗料の飛散が少なくご近所に塗料が飛ぶなどの心配がありません。フッ素塗料や無機塗料は、耐久性が長く良い塗料ですが、コストが高く、また次回の塗り替え時、塗料が弾いてしまい塗装できないことが考えられます。現時点で、各メーカーよりフッ素・無機向けの特殊シーラーが発売されてきておりますが、密着性は不明確と言えます。

工法

  • ローラー工法
  • 吹き付け工法

3.最適な見積内容で契約しましょう

2社から見積が届いたら、見比べてみましょう。足場費用、シーリング費用、塗料の種類・○○回塗りなどを比較してください。また、近所・知り合いなどで外壁塗装を行った人がいれば、その会社の評判、クチコミなども確認してみましょう。また、ホームページなども参考にし信頼できる業者と契約しましょう。

工事中

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近隣挨拶

工事開始1週間ぐらいを目途に、ご近所さんへ挨拶を行いましょう。特に仮設足場の工事中は、大きな音が発生するので、事前に日時をお伝えし、ご近所様へ挨拶を行います。

※近隣への挨拶は、業者が行う場合もあります。

足場設置(1日目)

初日の工事は、足場の設置を行います。家から1m以内の荷物(鉢植え・ゴミ箱など)を事前移動させておきましょう。

足場の設置は、家の大きさにもよりますが、2時間~4時間ほどかかります。

高圧洗浄(2日目)

2日目に高圧洗浄を行います。外壁には、苔や水垢・汚れなどが付着しており、きれいに洗い流します。この作業を念入りに行わないと塗料の密着が悪くなります。

シーリング改修(3日目)

3日目にサイディングの継ぎ目、窓との取り合い部のシーリングを打ち替えします。シーリング自体は、10年ほどしか耐久性がないので、塗装工事と同時に、打ち替えを行います。

※クリア塗装の場合は後打ちとなります。

乾燥養生(4日目、5日目)

高圧洗浄、シーリング改修後、乾くまで乾燥養生を行います。

※季節により乾燥期間はことなります。

シート養生(6日目)

窓まわりや地面に透明なシートを張り、塗料が付かないように養生を行います。

下塗り(7日目)

外壁に下塗り材を塗布します。下塗り材には、プライマー、サーフェーサー、シーラーなど用途により種類が異なります。下塗りは、外壁と塗料との密着性を高めるために塗ります。

中塗り(8日目)

外壁に中塗り材を塗布します。冒頭で説明した、シリコンやフッ素などと呼ばれる塗料を使用します。

上塗り(9日目)

外壁に上塗り材を塗布します。基本的には、中塗り材と同種類の塗料を塗ります。

付帯部塗装(10日目)

土台水切りや破風、雨樋など付帯物を塗装します。

養生撤去・手直し(11日目)

養生シートをきれいに撤去し塗り残しがないか確認を行います。

足場撤去(12日目)

足場を撤去して、住宅の回りを清掃して工事が完了です。

最後に

今回は、一般的な住宅の塗り替えを想定した、手順、工程をご説明しました。住宅の形状、下地の劣化状況により日数が増える場合がほとんどです。また、雨天の場合や気温が5度未満の場合は、塗装ができないので、天候の良い季節(春・秋)で工事を行うと良いです。

ブログをお読みいただきありがとうございます。北陸エリアで外壁リフォームを検討しているという方は、住まいるオスカーの外壁リフォームのページもご覧ください。