リフォーム日誌
床が沈む?床の重ね張りは早くて安心!

工事の担当者

酒井(さかい)

酒井(さかい)

息子様から、高齢のお母様が住まわれるご実家の廊下の床が数箇所沈むところがあるので見て欲しいとご連絡を頂きました。白蟻も気にされておられましたが、白蟻ではなく年数が経ち床板がしなっていることが原因でした。張替え(一度床をめっくて新しい床を張る方法)と重ね張り(今の床板の上から床を張る方法)をご説明し、安全で工事期間も短い重ね張りをさせて頂きました。

リフォーム工事の主な仕様と工事の内容

床材(フロア材):三協立山 Sフロア(スタンダードタイプ)
床重ね張り工事の前に、沈む部分の床を補強しました。

工事費 26万円
工期 2日間
施工時期 2024年10月
リフォームの種類 メンテナンス工事

工事前の縁側

2024年10月12日

奥行7.6m×幅1.8mの広い縁側。
床の沈む箇所は基本的に良く踏まれる動線部分がほとんどです。キッチンのシンク前なども良く見受けられます。
今回も和室の出入り口、廊下の手前に多く見受けられました。(赤丸印)

和室が連なり縁側も広い

2024年10月12日

当時の床板は1枚貼りされていることが多く、年数が経つとどうしても床板がしなるようになってしまいます。

段差や浮きの確認

2024年10月12日

廊下の間には敷居が入り、段差解消材を付けられていますし、和室の敷居も両端と中央では高さが違います。こちらのお宅は、家の荷重を支える柱部分が下がり、敷居の中央が浮いている様になっていました。

下地補修から開始

2024年10月19日

まずは、浮いている床の補強と固定を行います。
(浮いている床板をネジで下地に固定していきます)

和室の敷居も平行ではありません

2024年10月19日

敷居の中央が浮いているので、ジャッキを使って押え込みながら水平にしていきます。
木材なのでたわみの他にねじれもあるので、意外と地道で大変な作業です。

敷居の高さ調整と固定を行います

2024年10月19日

敷居の高さやねじれ具合を確認して、沈まないようにスペーサーを入れたりもします。
最後にネジで固定して動かないようにします。

窓部分は床見切りを取付ます

2024年10月19日

窓部分は重ねた床の端が見えないように見切り材を先に施工します。

床重ね張りの完成!

2024年10月20日

ベニヤ板とフロア材を上から張って作業は終了です。
重ね張りのメリットは、金額が安く済むという事も有りますが、床を剥がさないのでお客様の転落事故や怪我が無く、比較的施工もスムーズに行えることがあります。
デメリットは、重ねた板の分だけ段差が出来てしまうので、周りのお部屋が低いと段差が出来てしまうという事です。

敷居との段差も少なくなりました

2024年10月20日

今回は和室の床の方が高かったので、逆に段差が無くなり安全に歩行できるようになりました。
床の色も周りと見比べて、違和感がなるべく無いように色合わせを行い、お客様からもご満足頂きました。

床の工事方法に関しては、間取りや状況により最善の方法が異なります。気になっておられる方は一度ご相談下さい。

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