節電でもっとも効果のあるものは、冷蔵庫の買い替え

前回、家庭のエアコン節電術の記事を紹介しましたが、今回は冷蔵庫の節電ついてご紹介します。

冷蔵庫は家庭の電気消費量No.1という事実

今月、石川県の省エネアドバイザーという資格の更新講習に行ってきました。その中で家庭の省エネエキスパートと名乗る講師の方がお話された節電対策が興味深かったのでご紹介します。

家電における消費電力量の割合

出展データ:資源エネルギー庁平成21年度民生部門エネルギー消費実態調査及び機器の使用に関する調査より日本エネルギー経済研究所が試算 (注:エアコンは2009年の冷夏・暖冬影響を含む)。

 

家庭の中で消費電力が一番多い家電製品は、冷蔵庫です。冷蔵庫は24時間365日運転しているため家庭の中で一番電気を使用しているそうです。また、照明器具が次に多く、テレビ、エアコン、暖房便座という順番で電気を多く使用しているようです。照明器具やテレビの割合も多いのですが、これについては別の記事にてご紹介していきます。

古い冷蔵庫は金食い虫

研修の中で講師の方が話していた内容ですが、家庭の多くでは冷蔵庫を大事に長期間使用している傾向が多いということです。近年発売してる冷蔵庫は、真空断熱材などで断熱性・気密性が高くなっており、昔の製品と比べたら圧倒的に省エネになっています。

一般社団法人日本電機工業会が公開している実際のデータで見ていきましょう。

2006年 vs 2015年製の冷蔵庫で消費電力、電気代を比較

401L~450Lクラスの冷蔵庫の年間消費電力を9年前の製品と比べると、

  • 2006年製は610~680kWh/年
  • 2015年製は340~390kWh/年、と実に43%も削減になっております。

次に電気料金のシミュレーションをしてみましょう。シミュレーションは簡単にできるので契約されている電力会社の単価で確認しましょう。当社は北陸電力管轄(富山・石川・福井)なので、※従量電灯料金21.33/kWhで計算すると大幅に削減できると分かります。

  • 2006年 680kWh×21.33/kWh=14,504円
  • 2015年 390kWh×21.33/kWh=8,318円
    ※120kWh~300kWh単価でシミュレーション

年間で6,186円も削減できます。10年使用した場合61,860円もお得になる計算です。

また、最新のパナソニック製冷蔵庫、2017年モデル470L(基本機能モデル)NR-F472Vの消費電力を見てみると、325kWh/年とさらに省エネになっております。

古い冷蔵庫を15年、20年と使用し続けるよりも、寿命が間近ならサクッと買い替えした方が、節電・節約にはつながりますね。

冷蔵庫買い替え時の知識

冷蔵庫を買い替える場合、古い冷蔵庫を処分する必要があります。冷蔵庫は家電リサイクル法の対象製品となっており、リサイクル料金と収集運搬費がかかります。家電量販店での買い替えの場合は、業者へ依頼することで代行してもらえます。

リサイクル料金

リサイクル料金と収集運搬費の確認をしていきましょう。費用は経産省が公表している目安です。下記は平成28年度4月1日現在のものです。また、リサイクル料金・運搬費用は業者により異なるので実際は家電製品協会のホームページから問い合わせしてみましょう。

エアコン 972円~
テレビ ブラウン管(15型以下) 1,836円~
ブラウン管(16型以下) 2,916円~
液晶・プラズマ(15型以下) 1,836円~
液晶・プラズマ(16型以下) 2,916円~
冷蔵庫 170L以下 3,672円~
171L以上 4,644円~
洗濯機・衣類乾燥機 2,484円~

家電リサイクル法とは
一般家庭や事務所から排出された家電製品(エアコン、テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)から、有用な部分や材料をリサイクルし、廃棄物を減量するとともに、資源の有効利用を推進するための法律です。経済産業省より