温水式床暖房リフォームの各メーカー商品の特徴・種類と選び方

12月に入り寒さが身にしみる季節になりました。この時期になると「床暖房を入れたいな」と思う方もいると思います。これまで寒さ対策として大事な床暖房、断熱リフォームについてこのような記事を書きました。

今回の記事では、人気の温水式床暖房にスポットを当てて、その特徴や選び方のポイントをお教えします。

温水式床暖房の特徴

温水式床暖房は、ガスや灯油、電気など作ったお湯を部屋へ循環させることで、足元から暖める暖房機です。電気式に比べて部屋が冷めにくく、ランニングコストも安いことから人気となっています。

また、複数の部屋も同時に暖めることができ、1階部分の居室すべて暖房することも可能です。※電気式の場合、長時間連続使用すると月々電気代がすごく高額になることがあり、部分的な利用がおすすめです。

熱源機種類・比較

メリット デメリット 運転音
ガス(都市ガス・LP) ・立ち上げが早く、暖房出力が強い。複数部屋同時に暖房可能 ・長期時間の使用やプロパンガスでの運転はランニングコストが高い。 45~50db
ヒートポンプ(電気) ・ランニングコストが安い ・ヒートポンプの設置スペースが必要。イニシャルコストが高め。外気温が下がると能力が低下 35〜40db
石油 ・立ち上げが早く、暖房出力が強い。複数部屋同時に暖房可能。ラニングコストが安い(68円/L試算) ・オイルタンクの設置スペースが必要。灯油の残量・補充が必要 45~50db

メーカー別おすすめ熱源機(ガス・ヒートポンプ・石油)

床暖房には熱源機とフロアパネルが必要です。まずおすすめの熱源機について比較していきましょう。選ぶポイントとしては、設置する部屋の面積・コスト(初期コスト・ランニングコスト)になります。

【パナソニック】

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ヒートポンプ式床暖房機

特徴:省エネ性が高いヒートポンプの技術を使った床暖房機器です。

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エコキュート一体型ヒートポンプ式床暖房機
  • 品番:HE-D37FQS
  • 暖房能力:部屋面積20畳まで
  • 価格:定価\950,000(税別)リモコン別途\60,000(税別)
  • ホームページ:http://sumai.panasonic.jp/hp/

特徴:エコキュートと暖房機能一体型の給湯器です。1台2役のマルチな機種ですが、価格が高めです。設置スペースに限りがある場合は、この一体型がおすすめです。

【コロナ】

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ヒートポンプ式暖房機|エコ暖

特徴:こちらも省エネ性が高いヒートポンプの技術を使った床暖房機器です。コロナ製エコ暖は、業界No1の省エネ性COP4.62を達成した機種です。3回路のヘッダーが内蔵されており、1つのリモコンで部屋別の運転入り切りが可能です。

2016-12-11
潜熱回収型 高効率暖房専用ボイラー|エコフィール|石油式

特徴:従来の石油式と比べて年間234リットルもの使用量を削減できるエコフィールタイプ(高効率型)です。立ち上がりも早く、暖房能力もヒートポンプ式に比べて大きいのが特徴です。本体価格も安く、灯油代も安い今はコストパフォーマンスに優れた機種といえます。

【ダイキン】

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ヒートポンプ式暖房機|ほっとエコフロア

特徴:外気温が-20度の地域でも使用可能なヒートポンプ技術を持ったメーカーです。床暖専用の「ほっとエコフロア」やエアコンと併用できる「ほっとく~るスンダード」など家庭に合った暖房機の提案が可能です。

【リンナイ】

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ガス給湯暖房兼用熱源機|エコジョーズ

特徴:従来のボイラーより効率を高めたガスボイラー(エコジョーズ)です。給湯と床暖同時に使用できる兼用タイプが数多くあり、暖房する部屋が、3部屋、4部屋以上の方におすすめです。

メーカー別システムパネル

続いては、フロアパネルの比較です。選ぶポイントとしては、フロア一体型・分離型の商品どちらを選ぶかです。短期間でのリフォーム希望の方は、既存の床に重ねて張ることができるフロア一体型がおすすめです。床の断熱材も入れ替えて、本格的な温水床暖房を設置したい場合は、分離型をおすすめします。その場合は、フローリングの種類も豊富なので、好みの柄・色から選べます。

【パナソニック】

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フリーほっと温すいW

特徴:フロア分離型の床暖房パネルです。主に新築住宅向けの商品と言えます。リフォームで採用する場合、元の床材をめくり下地からやり直す必要があります。

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特徴:フロア一体型の床暖パネルです。床材一体型のため熱効率が良いですが、価格がかなり高めですね。「フリーほっと温すいW」の方が初期コストは安いですね。

【リンナイ】

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床ほっとE
  • 接続可能熱源機:ECO ONE(ハイブリット給湯・暖房システム)、エコジョーズ
  • 参考価格:定価¥252,500/10畳(税別) ※価格には配管部材含む。熱源機別途
  • ホームページ:http://rinnai.jp/products/living/floor_heater/flh_point

特徴:床根太間の温水パイプを4本から6本へ増やし、パイプの周りにアルミ板を装着することで、床面に熱を伝えやすくし熱効率を最大限に高めたパネルです。

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床ほっと6・6
  • 接続可能熱源機:ECO ONE(ハイブリット給湯・暖房システム)、エコジョーズ
  • 参考価格:定価¥360,500/10畳(税別) ※価格には配管部材、フロア材含む。熱源機別途
  • ホームページ:http://rinnai.jp/products/living/floor_heater/flh_point

特徴:薄型の温水パネルを採用し、フローリング厚を含めて約12mmの薄さを実現。「床ほっとE」同様にアルミ板を装着することで、熱効率を高めたパネルです。また、既存のフローリングの上に重ねて張ることができ、工期も1日~2日で可能というリフォーム向けの商品です。

メーカー別|床暖対応フローリング材

次は、床暖房対応のフローリング材の紹介です。床暖を使用する場合、どうしても乾燥状態になるので、フローリングが付き上げ、隙間などが発生しやすくなります。そのため、床暖房に適したフローリングへ張り替えが必要です。各メーカーでは床暖房推奨のフローリングを販売しているので、住まいるオスカーのおすすめ品をピックアップします。フローリング材においては、気に入った材質・色合いを選べば良いでしょう。

【パナソニック】

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アーキスペックフロアー ナチュラルウッドタイプ ナチュラルウォールナット色

特徴:天然木の魅力を、より美しく引き出すWAT技術を採用したツキ板フローリング材です。ムクの木味感にこだわった床材で、表面にはナチュラル高結合ハード塗装が施してあり、ワックス不要な商品です。

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ジョイハードフロアーA オーク柄

特徴:木の表情が引き立つ 1本溝デザインタイプの表面が化粧シートのフローリング材です。色も定番の6種類から選べます。

【朝日ウッドテック】

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ライブナチュラルプラス オーク

特徴:ライブナチュラルに、もっと木のぬくもり、味わいをプラスした2016年発売の新シリーズです。その質感は本物の木の感触で、心地よいフローリング材です。価格は少し高めですが、一押しの商品です。

永大産業

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里床(ツキ板)樺素地色

特徴:国産の針葉樹を100%基材に採用し、表面の突板部分には樺や栗を使用した純国産品です。7色あるフローリングは、日本の伝統色(栗素地色、栗梅色、栗皮色、紺鼠色、樺素地色、桜色、利休白茶色)から選べます。

最後に

床暖房を設置する場合、部屋の断熱性能も重要になります。床・壁・窓などの断熱も一緒に計画していきましょう。