戸建住宅のための長期優良住宅化リフォーム制度。ホームインスペクションをして補助金を活用

「長期優良住宅化リフォーム」というフレーズを聞いたことはありますか?長期優良住宅化リフォームとは、既存(中古)住宅を対象にした性能向上を目的としたリフォーム、メンテンナンスを実施し、ストック住宅(中古住宅)の長寿命化を図ることで、平成25年からは国がこうしたリフォームを対象に補助金制度を実施しています。

長期優良住宅とは

新築の「長期優良住宅」

  1. 長期間、建物の状態を保つことができる建物
  2. かつ、新築後の維持管理、メンテナンスのしやすさも考慮された住宅であること

長く住み続けることのできる質の高い住宅を増やすことを目的として、政府ではこうした優良住宅について補助制度を行っています。新築では、新しく長期優良住宅を建てる場合に補助金があり、今回ご説明する既存(中古)住宅を長期優良住宅にするための工事についても、近年補助内容の充実が進んでいます。

既存(中古)住宅の「長期優良住宅」化

既存住宅の長期優良住宅も、上記の新築の定義と同じとされています。ただし、建物の条件である、構造躯体の劣化対策、耐震性、維持管理・更新の容易性、可変性、バリアフリー性、省エネルギー性などは、新築とまったく同じ条件ではなく段階があり、S基準やA基準といったランクがあります。

平成28年度「長期優良住宅化リフォーム推進事業」の中身

今年は以下の条件を満たす既存(中古)住宅について、次のような補助金が交付されています。

要件
1.リフォーム工事前にホームインスペクションを行い、工事後に維持保全計画を作成すること。
2.性能向上に関するリフォーム工事、または三世代同居の改修工事を行うこと。
支援対象となるリフォーム工事はこちらからご確認下さい(制度概要
3.リフォーム工事後に、少なくとも劣化対策と耐震性の基準を満たすこと。

補助対象の詳細については、以下をご覧ください。対象範囲については、リフォーム会社と相談しながら、上手に補助金を活用していきたいですね。

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補助率・補助限度額はいくら?

内容
補助率 対象工事費用の1/3
補助限度額 100万円(認定長期優良住宅並みとする場合:200万円※1)
※1. 認定長期優良住宅並みとは、いわゆる新築基準とする場合です。
三世代同居の改修工事の場合、限度額の上限50万円として上乗せするため、計150万円(250万円)となります。

長期優良住宅化リフォーム補助金を受けるため必要なホームインスペクション

既存住宅の長期優良住宅では、新築と違ってホームインスペクションが義務づけられています。>ホームインスペクションについての基本を知りたい方はこちらへ

リフォーム前に、ホームインスペクションを実施し、今現在、劣化度・耐震性といった箇所が基準以上なのか、基準以下なのか判断し、リフォーム計画に盛り込む必要性があります。

補助金はインスペクション費用も対象

その他には、省エネルギー性の向上、バリアフリー対策も補助金の対象になります。この制度を利用すると、外壁がひび割れし、外壁改修が必要と判断された場合、外壁改修費用も補助対象となるのです。また、ホームインスペクション自体の費用(当社価格のご参考:60,000円(税別)も対象となります。

今年から「三世代同居のリフォーム」への補助開始

今年(平成28年)より新設されたのが「三世代同居リフォーム」です。親・子・孫世代が、一建物に暮らす為のリフォーム費用が対象となります。

条件としては、キッチン・浴室・トイレ・玄関のうち、いずれか2つが複数個所にあることとなっています。例えば、親世帯が子世帯と同居する場合、二階を改装し、浴室・キッチン・トイレなどを新設した場合は、すべて対象となります。

今年度から長期優良住宅化リフォームに必要なインスペクター資格も変更

また、今年度からの変更点として、以前は建築士免許を取得していれば誰でもインスペクションを行うことが可能でしたが、現在は認定団体でなければいけません。

認定団体一覧は以下サイトより確認ください。
>国立研究開発法人 建築研究所指定のインスペクター講習団体

長期優良リフォームに伴うホームインスペクションの依頼方法

北陸エリア(富山・石川)にて長期優良リフォームをご検討中の方で、ホームインスペクションを希望される方はインスペクションページよりお申込みください。
インスペクションガイド